第6回「それは舞い散る吐血のように」(前編)


いやー今月はもう桜の季節だねぇ


そうですねぇ段々と暖かくなってきて私も嬉しいですよ


そういえば4月で我が家が1周年を迎えるんですよ


そういえばもうそんな時期でしたねーあんまりカウンター回ってないけど・・


激しく傷ついた・・・


あ、ごめんなさいご主人様
悪気はなかったんです・・


まぁカウンターが回ってないのは事実だし・・
よし、今日は1周年ということで2人でささやかなパーティーをやろうか


パーティーですか・・・
まぁ料理を作るのはどうせ私なんですけどね・・


それに関しては大丈夫、今日は出前を取ることにしたから


まぁお金はかかりますが、たまにはいいですね


といってるうちに出前が届いたよー


出前が届くの早すぎませんか・・?電話してから3分もたってないような


速さが売りのお店だからねー
なんでもニトロエンジンを搭載した車で配達とか・・


激しく命がけですねそれ・・・


と、言うことで早速パーティーを始めようか


あの、ご主人様、これってお酒ですよね?
私未成年なのでお酒は・・・


今日は初めての2人のパーティーなんだ、1杯くらいいいだろ


わかりました、じゃあ1杯だけですからね


(このときの俺は、この1杯が後に大惨事に繋がる引き金になるなんて夢にも思わなかった)


後編へ続く