第11話「それぞれの日常」
ーテシカの日常ー


「こんにちわ、お久しぶりですテシカです。今回はまぁこれといって何もない日です
とは言っても仕事だけはきっちりあるみたいで。
相変わらずご主人様は何もやらないし・・・」


「おーいテシカたんこっちも掃除しといてねー」


「クキー!!またこんなに汚して!!」


「どんまいどんまい」


「何がどんまいかーーーー!!」


「ぐふぉ!!」


「はぁ・・・どうしてこの人はこう無駄に仕事を増やしてくれるのか・・・」


「お疲れのご様子ですね?」


「・・・あんたが言うかそれを」


「まっまぁ支援要請だしておいたから・・・ね?」


「お兄ちゃんおまたせー」


「コノアちゃん!?」


「とりあえず今日が初ミッションになるのでよろしく頼む」


「よろしくねお姉ちゃん」


「コ・・・コノアちゃんのメイド服」


「落ち着けテシカたん」


「わっわかってます。少々取り乱しました」


「とりあえず後は任せたよ」


「じゃあコノアちゃんお仕事しようねー」


「わーいお姉ちゃんとメイドさんだー♪」


「それじゃあコノアちゃんはこっちの窓を拭いてね、私は反対側を拭くから」


「わかったー♪」


「そういえばコノアちゃんはいつもそのステッキみたいなのを持ってるね」


「これはお兄ちゃんから貰ったものなの〜。何でもこれを持っていれば
『まほうしょうじょ』になれるみたいなの〜」


「あの変態め・・・」


「これお姉ちゃんに貸してあげるね」


「えっ!?あ、ありがとう」


「あっお姉ちゃん、ちょっとトイレに行ってくるね」


「これ・・・どうしよう。えーっと誰もいないよね?」


「ピンプルパンプルロリポップン、マジカルマジカル、ルンララ〜
そ〜れ、にゃう〜〜〜〜〜〜ん」


「てってしかたん・・・?」


「いやーーーーーーーーーーーーーーー!!」


「ぐふぅ!!」


「夢オチだよね!?夢だよね!?誰か夢だと言ってーーー!!」


「今日も今日とて平穏な1日・・・ぐふ」