第11話「それぞれの日常」
ーコノアの日常ー


「うーん今日もいい天気だなぁ〜」


「あらコノアちゃんどうしたの?」


「お外を見てたの〜」


「いい天気だね〜、お外で遊ぼうか?」


「いいの?でもお仕事が・・・」


「こっそり外に出れば分からないよ」


「見つかったらお兄ちゃん怒らないかな?」


「見つかったら私が言っておくから行こ」


「うん♪」


「じゃあ何して遊ぼうか?」


「そうだね〜じゃあ、かくれんぼ!」


「いいよーじゃあ最初はどっちが鬼をやる?」


「じゃあお姉ちゃんは隠れてね〜」


「わかったーじゃあ10数えたら探しにきてね」


「いくよー、いーち、にーい、さーん」


「さて、どこに隠れようかなぁ」


「しぃ、ごー、ろぉーく、しーち」


「あっここの茂みに隠れよう」


「はーち、きゅーう、じゅーう、もーいーかーい?」


「もーいーよー」


「いっ!?」


「やぁ」


「いいい、いつからそこにいたんですかー!?」


「んー『じゃあ何して遊ぼうか?』のときくらい?」


「いやそれほとんど最初からじゃないですか!!」


「ほらそんな大声だすと見つかるよ」


「あれ?今お兄ちゃんの声が聞こえたような・・・」


「おっとこのままだと見つかっちゃうな」


「ちょ、動かないでくださいよ!」


「あっお姉ちゃんみーっけ」


「あーあ、見つかっちゃったかぁ」


「あれ、お兄ちゃん?」


「やっほー」


「ごめんねお兄ちゃん、お仕事休んじゃって」


「私が誘ったんですご主人様、コノアちゃんは怒らないでください」


「別に怒らないけど?というか俺も外に行ってたし」


「ほぇ、どこに行ってたんですか?」


「ん、ちょっと幼稚園に・・・」


「ちょいや!!」


「ぐぉ!!」


「お姉ちゃーん」


「なーにーコノアちゃん」


「こういうのを『変死態』っていうの?」


「えっと・・・あってるような、でも字が・・・・」


「まだ目的をいってないのに・・・・」


「あっ何だろこれ『幼女観察日記』?」


「ちょいやーー!!」


「ちょいやー」


「コノアたんまで!?」